メニュー

小児アレルギー|食物アレルギー

食物アレルゲンと色々なアレルギー

 小児食物アレルギーで特に赤ちゃん(乳幼児)が、アレルギーを起こしやすいのは、鶏卵、牛乳、小麦、大豆、落花生です。その他にも、カニ・えび等の甲殻類、米、そば、キーウィ、メロン、マンゴー、ニンニク、セロリなどアレルギーを起こしやすい食べ物はたくさんあります。乳幼児期に多い即時型食物アレルギーと呼ばれるものは、アレルゲンの食物を食べてから1~2時間以内に(多くは15分以内)アレルギー症状が出ます。例えば、原因食物が口の粘膜に触れることによって症状が出る「口腔アレルギー症候群」は、キウイ、りんご、もも、メロンなど果物が原因となり学童期以降に多く発症します。「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」は、運動と原因食物の組み合わせにより誘発され、特に運動量が増加する小学校高学年から大人の男性に多く、原因食物を食べて4時間以内に激しい運動をしたときに症状が現れ、全身じんましんや喘息症状、呼吸困難などのアナフィラキシー症状を引き起こすこともあり注意が必要です。

 

アレルギー原因食物 アレルゲン

 

アレルギー診断方法

診断の根拠となる検査には、「食物除去試験」「食物負荷試験」があります。診断の補助的な検査には「血液検査(特異的IgE抗体検査)」「皮膚テスト(ブリックテスト)」などがあります。

「食物除去試験」は非即時型の試験です。まず問診や食物日誌、血液や皮膚検査から原因と疑われる食物を特定し、その食物や加工品を日々の食事から完全に除去し、1~2週間過ごします。除去した結果、皮膚症状などアレルギー症状が改善したかを確認します。ただし、この「食物除去試験」では診断は確定せず、「食物負荷試験」を行う必要があります。

「食物(アレルギー)負荷試験」は、食物アレルギーの確定診断として最も信頼性の高い検査です。原因と疑われる植物を実際に食べてみて、症状が出現するかを調べます。ただし、アナフィラキシーショックを起こす危険性が高い場合や、明らかな陽性症状、血液検査の結果によっては実施できないこともあります。有明こどもクリニック有明院・豊洲院・勝どき院ではこの「食物(アレルギー)負荷試験」を行っています。具体的には、血液検査や食物負荷試験(院内で食事をして体調を観察する検査)などをして、アレルギーの原因を突き止め、同時に治療の提案をさせていただきます。

上記の「食物除去試験」「食物負荷試験」に加え、

原因物質に対するIgE抗体の量を調べる「血液検査」は、IgE抗体の量を0から6までにクラス分けして、0が陰性、1が擬陽性、2から6までが陽性とされます。診断の補助的な検査ですが、IgE抗体の量が多ければアレルギー症状が起きやす傾向があるということになります。(血液検査は、成人のかたにも実施できます)

また、「皮膚テスト(ブリックテスト)」は原因物質であるアレルゲンエキスを皮膚にのせ、専用の針で傷をつけてアレルギー反応をみる検査です。航空アレルギー症候群の診断時には、原因と思われる果物や野菜を絞ったものによるブリックテストが有用です。

 

アレルギー検査 食物負荷試験

赤ちゃんのアトピー性皮膚炎と食物アレルギー

アトピー性皮膚炎を発症している赤ちゃんは、食物アレルギーを発症する可能性が高く、約50%から70%が食物が関与していると考えられています。アトピー性皮膚炎を発症すると、皮膚の乾燥やかゆみでかきむしることで肌のバリア機能が低下、アレルゲンが侵入しやすくIgE抗体が作られやすくなり、アレルギーを引き起こしてしまうのです。離乳食は食物アレルギーを引き起こしにくいものから始めることが基本ですが、アトピー性皮膚炎を発症している赤ちゃんの場合、医師と相談して避けるべき食物を離乳食から外したり、また場合によっては離乳食のスタートを遅らせることもあります。

アレルギー原因植物は、主に鶏卵、小麦、大豆など。症状は、湿疹や慢性の下痢など。
消化器官が未熟な乳児期にアトピー性皮膚炎に伴って発症し、幼児や学齢期と成長するにしたがって年齢と共に治っていくアレルギーです。

新生児・乳幼児消化管アレルギー(新生児消化器症状)

生後6か月以内に起きることが多い、新生児や乳幼児が、血便・下痢などの消化器症状を起こす病気です。IgE抗体の関与はなく、細胞性免疫が関与すると考えられています。原因食物は、ミルク、牛乳、母乳などの食物タンパク質で、原因食物を摂取後数時間以内に、腹痛、悪心、嘔吐、下痢、血便などの消化器症状が出現します。

 

アレルギーを予防する

乳幼児の食物アレルギーは乳児湿疹から発症するということが解明され、これまでのように、お子様が何かを口にした際にアレルギー症状が出たため疑わしい食べ物を片っ端から検査し、除去するという厳しい食事療法よりも、むしろ少しづつ摂食することで治療になることがわかってきています。皮膚疾患によるかきむしりなどは肌のバリア機能を低下させ、アレルゲンが入ってきやすくなるのでIgE抗体を過剰に作らせないよう、乳児期からのスキンケアに関する指導がとても重視されるようになりました。アレルギーはスキンケアを通して予防する時代になりました。

 

有明院での取り組みをご紹介

b6fc69fa43c5600800d5e5509680e62f有明こどもクリニック有明院では、アレルギー学会専門医である細部先生により、最もアレルギーの多い「卵」「牛乳」アレルギーの負荷テストを実施しています。負荷テストでは、ケーキのレシピもご用意しています。現在、アレルギーで「卵」や「牛乳」を除去しているお子様も、少量ずつ卵や牛乳を食べられる可能性があります。是非、アレルギーでお悩みのお子さまやご家族のご負担を軽くして差し上げたいと思っています。

有明こどもクリニック有明院 院長 細部裕子

有明院のトップページ
有明院院長 細部裕子先生 プロフィール

 

関連ページ

お子様のアレルギーについて

アナフィラキシー

花粉症(舌下免疫療法)

トップページに戻る

 

 

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME