【有明地域に病児保育を作りたい！】

【有明地域に病児保育を作りたい！】
（長文ですが、どうかお付き合いください）

昨年から今年の1月にかけては、豊洲に病児保育を作り、そして江東区に予算をつけて頂くために多くの皆様にご 協力いただいたことを、とても感謝しています。 2月4日おかげさまで、２０１９年度予算で江東区は “２箇所” の病児保育施設を新たに増設することを 決定していただけました。

これは、有権者である湾岸地域を中心とした多くの皆様が、行政へ病児保育が不足していて困っている声を届けて 頂くという行動があったからこそ得た成果であると感じています。

そして今回 “２箇所” の予算が認められたからには、すでに我々が認可外でオープンしている「病児保育室フロー レンス豊洲」はもちろんですが、これから人口が増える有明地域にも病児保育室を開園させたいと考えています。

しかし、またもや乗り越えなくてはならないハードルに複数ぶつかっています。 そのため、皆様の力を貸していただきたいと考えています。まず第一のハードルは ”東京都” が定めた病児保育室のテナントは存在するのですが、”江東区” が定めた病児保育 室の基準を満たすテナントがないということです。 つまり、他の区（今把握しているのは中野区・渋谷区）のルールであれば、基準を満たすテナントがあります。

具体的に説明すると、 江東区の病児保育室の施設要件の中には「２方向避難」という基準があります。 しかもその出入り口は２箇所あるだけではなく、各々が別の方向を向いていないといけない（例えば、北と南に１ 箇所ずつなど）という極めて難しい基準です。 これは火災や地震などで避難をするときに、避難経路が２方向必要ということなんですが、残念ながらそんなテナ ントは都内に殆どありません。（現在病児保育室になっているシェルタワーの管理人室はこの基準を満たせていて本当にラッキーでした） そして、東京都はもはやこの２方向避難の基準を定めていません。 例えば、現在の有明院は２箇所の自動ドアが同じ方向（北向き）ですが、ついています。クリニックを半分閉じれば、病児 保育室を開設できると考えていますが、この”江東区独自” のルールが障害となっています。

私は、多くの有権者が声をあげれば、行政が動いていただけるという成功体験を、２０１９年度予算の際に地域の皆様と経験させていただ きました。そこで、皆様にお願いがあります。 4月21日（日）江東区長と区議会議員の選挙が行われます。 皆様の声を届けるためにこの「投票」に足を運んでいただきたいと思っています。

というのは、前回の選挙で有明地域の投票率は２５％、湾岸地域全体でも３０％なんです。一方で大島地域は５０％後半の投票 率があるそうです。 病児保育室をこれからも人口が増え続ける予定の、湾岸地域へ２箇所誘致したいと思っていても、投票率が江東区 の北寄りの地域の方が高ければ、南寄りに２箇所予算を割くという動機付けになりません。

政治家もお仕事なので、投票率の高い地域（自分の再選の可能性が高まる）に予算を割いて貢献したいという気持 ちがどうしても出てしまいます。それは、投票率の低い地域に貢献しても、「票」という成果として返って来 にくいからです。 私は、小児人口の増加が著しいにも関わらず、病児保育室が増えにくい状況を作っている、今の江東区政は変わら ないといけないと思っています。 そして湾岸地域の有権者の声がこれからより届きやすくなるためには、まずは投票率が高まることが第１歩だと感 じています。

しかし、当院に来られるお母さんとお話した際にでる話で、選挙には行くけど「誰に投票したら良いかわかりま せん、、、」という声も複数届いております。 投票率が低い影響もあって、有明では選挙カーや演説も滅多に行われないので、もっともです。 そのため、私の方から推薦する子育て世帯のことを本気で考えていただいている区議会議員を紹介させていただき ます。 「三次ゆりか」さんです。 今の政治を、より子育て世帯を支援する政治に変えていきたいと熱心に活動されています。

特に有明地域は投票率２５％ということなので、期日前投票もあることでし何とか時間を作っていただいて、 他の地域に負けない投票率になっていただければ幸いです。 そして、行政の方も湾岸地域、特に子育て世帯の声をこれまで以上に汲み取っていただける政治を行っていただき たいと願っています。 どうか皆様の協力をよろしくお願いいたします。

有明こどもクリニック　 小暮裕之

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