予防接種の不安や心配を取り除くことに力をいれています
当院で、生後2ヶ月 初めての予防接種を受けた時には、当日パンフレットを用いてその後の過ごし方や注意事項を説明させていただきます。また、予防接種を打った翌日に看護師よりお電話させていただき、何かお困りの事がないかお話を伺うようにしています。
赤ちゃんへの痛みを軽減する予防注射
赤ちゃんにも痛みを軽減するように配慮した予防注射をおこなっています。
ご両親はもちろん、我々医療従事者も赤ちゃんに恐怖や痛みを感じて欲しくないという気持ちは一緒です。
予約時間の1時間前にご来院いただき、 ”痛みを軽減する注射” を希望していることを受付へお声がけください。
※アメリカや北米では市販薬として塗り薬の痛み止めが販売されています。
当院で使用している痛み止めの薬についてですが、海外で市販されているように安全性が高く、北米の痛みを減らすための予防接種ガイドラインでは推奨度Aで最も高い推奨レベルとなっています。
6ヶ月から2歳くらいまでは人見知りや、怖さなど痛みと別の要因で泣いてしまうこともありますが、すぐに泣き止むお子さまが多いので痛みの軽減は図れているのではないかと思います。
また物心がつく2〜3歳頃からは、アイスノンで注射部位を冷やしてから注射を打ったり風車を使用することで短時間でも痛みを減らして予防接種を行なっています。
注射と一緒に計測を行っています
予防接種が、お子さまの成長を知る機会になれるように、生後2ヶ月、3ヶ月、5ヶ月、1歳では身長や体重を計測させていただいています。
生後4ヶ月、6−7ヶ月、9−10ヶ月は乳幼児健診で成長を確認できます。
動画で分かる痛みを軽減する注射
予防接種の種類
予防接種で打つワクチンには生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があります。
生ワクチン:生きたウィルスを弱毒化したもの。
これを接種することで、その病気にかかった場合と同じような免疫ができます。
主な生ワクチンとしてはBCG、麻疹(はしか)風疹、おたふくかぜ、水痘(みずぼうそう)などがあげられます。
生ワクチンは次のワクチンを接種するまでに4週間あける必要があります。
不活化ワクチン:病原体をなくし、免疫を作るのに必要な成分を取り出して毒性をなくしたもの
主な不活化ワクチンとしては小児用肺炎球菌、B型肝炎、四種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風、不活化ポリオ)、日本脳炎、季節型インフルエンザ、二種混合(DTジフテリア・破傷風)、Hib(インフルエンザ菌b型)、A型肝炎、HPV(子宮頚癌予防) などがあげられます。
同時接種について
海外で広く普及している、複数の予防接種を同時に接種する方法は、有効性や副作用ともに変わりないことがわかっています。そのような背景を踏まえて本小児科学会からも同時接種の必要性に関する見解が示されました。(2011.4.28)
予防接種は、適切な時期に必要とされているものを受けることが病気を予防するために重要です。現在、乳児期で受ける予防接種の種類は多くあり、各々に接種していると適切な時期に必要とされているものが終らないためにワクチンで予防できる病気にかかる危険性を伴います。そのため、有明みんなクリニック・有明こどもクリニックでは複数の予防接種を行う同時接種を当院では積極的に勧めさせていただいております。希望される方は診察時にご相談頂けますようお願いいたします。
動画で分かる予防接種を受ける理由
ワクチンで防げる病気の解説や、ワクチン接種スケジュールについての案内があります。
クリニックで受診する
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