流行しはじめてる溶連菌ってどんな病気?
看護師の上別府です。
今回は、江東区と中央区に流行しはじめている溶連菌(ようれんきん、と読みます)について、
症状や予防方法について書かせていただきますので、ぜひご一読ください。
溶連菌という名前はみなさんも一度は聞いたことがあるでしょうか?
溶連菌に感染すると、症状としては喉が真っ赤に腫れます。
他に症状としては発熱や体の発疹、下痢や嘔吐を伴うこともあります。
感染経路が主に唾液・鼻水なので、重要な予防方法としては・・・
- うがい
- 石鹸による手洗い この2つが大事になります。
もし、ご家族や友達などで罹った人がいる場合には、うがい・手洗いのほかに
- タオルや洗面器・食器の共有はしない
- 料理は取り分ける
上記のことに気をつけて、感染が拡大しないようにしましょう。
溶連菌は感染力が強く、また子どもだけでなく大人も感染する菌なので、みなさんでしっかりと予防をしてくださいね。
それでも感染してしまった時には、抗菌薬を10日間内服し、治療をしていきます。
お薬を飲んで2〜3日すると症状は改善してきますが、途中で薬を中断すると生き残った菌が身体に悪さをするので
しっかりと10日間お薬を飲みきることがポイントになってきます。
お薬を飲んで24時間経過し、お熱もしっかりと下がっていれば、他の人にうつすことはありません。
通園・通学もOKになります☆
診断する際の検査は綿棒で喉の菌を取るだけなので、大掛かりな検査ではなく
結果も10分程度でわかりますので、症状が疑わしい時にはご受診ください。
もう一点、溶連菌に感染した後、1週間〜4週間は注意していただきたいのが
おしっこの色や、むくみの有無です。
溶連菌は、腎臓にも悪さをする菌なので、時に腎炎を引き起こすこともあります。
おしっこがコーラのような色をしていないか(血尿)
いつも履いている靴がなんだか履きにくくなる
まぶたが腫れぼったいなど、むくみがないかチェックするようにしてください。
もし、このような症状が出てきた場合には、尿検査などをするので、すぐに受診をしてください。
今回は流行しはじめている溶連菌についてお伝えさせていただきました。
今後も、江東区・港区についての流行している病気や、これからの季節に流行が予測される病気などについて定期的に記載していきますので、
正しい予防・正しい対処方法をするためのお役立ちになれればと思います。
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