鼻水のホームケア・受診のタイミング

看護師の上別府です☆
先日LINE@でお送りらせていただいたアンケートご協力していただいた皆様、ありがとうございました。

本日はその中から看護師の私も共感する題材をピックアップしました。

鼻水のホームケアと受診のタイミングについてです。

鼻水

医院でもお母さんから鼻水だけなのに病院へ行っても大丈夫ですか?という質問をいただきました。

まず答えからお伝えすると・・・

『鼻水だけでも受診していただいて大丈夫です!』

鼻水も少しだし、もう少し様子見ても大丈夫そうと思っていたら発熱。受診したら「耳が赤くなってますね」と、中耳炎の診断だったという方も少なくはないのでしょうか。

そもそもなぜ、鼻の症状が耳まで影響するのかについては、当院のHP子どもの病気(中耳炎)をご覧ください。

お読みいただくと、鼻水は溜め込まず、出していく必要性がご理解いただけるかと思います。

来院されたお母さんが「鼻水がタラタラ出てきてて大変なので、鼻水を止めるお薬をください」ということを時々耳にします。

しかし、鼻水を止めるお薬を飲ませてしまうと、鼻水がネバネバになって鼻の中に溜め込むことになってしまいます。

なので、子どもの場合、鼻水をやわらかくして出しやすくするお薬が処方されます。

また、小さいお子さまの場合だと自分でお鼻をかむという行為がなかなか難しいかと思います。

当院では必要な患者さんには受診の際に『鼻吸いチケット』(下記がチケットの写真)をお渡ししていますので、

予約なしでいつもでお鼻を吸う(お鼻が自分でかめない赤ちゃんやお子様に吸引機でお鼻を吸います)ことができます。

鼻吸いチケット

 

 現在自宅でケアのできる鼻吸い機も市販されていますが、クリニックで行うと奥までしっかりと吸うことが可能なのでぜひご利用ください。

とは言え、そんな1日に何回もクリニックに通えない、というお母さん・お父さんに、

ご自宅で出来る鼻吸いのポイントを記載させていただきます。

  • 入浴後の鼻水は狙い目

お風呂で加湿がかかると固まっていた鼻水は柔らかくなって、取りやすくなるのでネバネバ鼻水を吸うチャンスです。

また普段からお部屋を加湿しておくこともポイントになります。

  • 授乳前には鼻吸いをしましょう

赤ちゃんは口呼吸がまだ上手にできないので、ほとんど鼻呼吸。鼻が詰まっている時はミルクを飲むのも一苦労です。

授乳前に鼻を吸うことで、しっかりと哺乳できるようにしてください。

哺乳量が低下すると体の水分量も減って鼻水もネバネバしてきて悪循環になってしまいます。

哺乳が辛そうな時には、1回の授乳時間をいつもより短くして回数多くということもぜひ試してください。

  • こよりを作ってくしゃみを促す

思いっきりくしゃみをすると、鼻水も一気に出てきて、スッキリと掃除効果があります。

  • 鼻水スルスル

これは1才以上のお子さまにオススメの方法です。

縦長に折りたたんだティッシュペーパーの先をお母さんの人差し指と中指ではさみ、短い方の先を人差し指に巻きつけるように折り返し、

お子さんの鼻の穴の下にくっつけます(この時に、出口に見えてきている鼻水にティッシュを付着させるのがポイント)

そのまま、人差し指に巻いてある手前側のティッシュをゆっくりスーッと引いてください。すると、鼻の穴の出口にあったネバネバ鼻水がティッシュにくっつき、鼻水が引っ張られてきます。

 

お薬を飲ませたり、鼻水を吸うことで、お子さんが泣いてしまったり、痛い思いをすることもあります。

しかし、早くよくなるためにとても大事なことになります。

私たち看護師もなるべくならばお子さんには笑顔でいて欲しいですが、鼻吸いなど必要なケアは泣いていてもしっかりとさせていただきます。

痛みを伴うものが終わった後には、頑張ったことを十分に褒めることで、お子さんにも必要なケアであることが伝わると思います。

暴れてしまったり大変かとは思いますが、ご自宅でも上手にケアしていただければと思います。

 

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