痛風(高尿酸血症)

痛風の怖さを知っていますか?

健康診断で尿酸値が高いと言われたものの、症状が何もないからと放置している方、実はそれ、危険かもしれません!!

とっても痛い病気! 「痛風」とは

尿酸値が高い状態が続くと、一定量以上になった尿酸が結晶になって関節の中で固まります。固まった尿酸が関節の骨と骨の間(関節腔)に落下すると白血球が攻撃します。これが「痛風」と呼ばれる関節炎の原因になります。

痛風は、その名前の由来「風がふくだけでも痛い」と表現されるとおり、歩行が困難なほどの激しい関節痛を伴います。突然激痛におそわれるため、痛風発作とも呼ばれています。痛みが起こる場所は、足の親指の付け根が最も多く、全体の約7割を占めます。そのほか、足首、膝、耳などにもみられます。

多くは痛風発作が起こる少し前にむずむずするような違和感を伴います(発作予兆期)。発作は、はじめのうちは1年に1〜2回程度ですが、放置していると次第に頻回に発作を起こしたり、慢性的に痛みを伴うようになります。皮膚に痛風結節と呼ばれる尿酸の塊からなるできものができたり、腎臓の機能障害を来す場合もあります。同じく痛い病気である尿路結石も2割程度の患者さんに合併すると言われています。

血液中の尿酸値は、もともと男性の方が女性よりも高いので、痛風患者さんもほとんどが男性です。

痛いだけじゃない?!他の病気にも要注意!!

痛風の患者さんは高血圧や高脂血症を併発していることが多いことが知られています。また糖尿病予備軍の人にも痛風を併発する人が多くみられます。痛風や高尿酸血症は、生活習慣病(メタボリックシンドローム)と密接な関係があると考えられているのです。生活習慣病に共通するリスクは、「動脈硬化」です。どれも血管に負担を与え、その状態が続くと血管機能の低下を来します。実際に痛風や高尿酸血症を放置していると、高血圧などを併発するだけでなく、動脈硬化を起こし、さらには心筋梗塞や脳梗塞などの危険な病気へと進みやすいことが指摘されています。

そういう点からも、高尿酸血症を指摘された場合は、他の病気の合併の有無や治療の必要性について一度受診して頂くことをお勧めします。

痛風の治療

痛風・高尿酸血症の治療の目的は、痛風発作(関節炎)を予防することです。尿酸値は6mg/dl以下にコントロールすることが望ましいとされています。尿酸値が高いのみで、今までに痛風発作を起こされていない方の場合は、尿酸値8mg/dl以上が薬物治療の目安になります。尿酸の生成を阻害するお薬や、尿酸の排泄を促すお薬、炎症を抑えるお薬を使用して治療します。

また、痛風と高尿酸血症は、食事と大きな関わりがあるため、食事療法が重要です。高カロリー・高脂肪食をたくさん食べないこと、飲みすぎないことが重要です。プリン体を多く含む食品は、続けて食べないことが大切です。酒の肴になる、白子、あん肝、魚の干物類などプリン体を特に多く含む食品は、量や食べる頻度に注意してください。

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