アレルギー性紫斑病(IgA血管炎)

アレルギー性紫斑病とは?

アレルギー性紫斑病と、従来使用されていたアナフィラクトイド紫斑病、血管性紫斑病、ヘノッホ・シェーンライン紫斑病(Henoch–Schönlein purpura:HSP)という用語はすべて同じ病気をさし、2012年の国際学会でIgA血管炎と呼ぶことに統一されました。

 IgA血管炎は、β溶血性連鎖球菌やマイコプラズマなどの感染症、薬剤アレルギー、その他の原因によるアレルギーにより産生されたIgAの免疫複合体が、毛細血管などの小さな血管の壁に付着することによって発症する病気と考えられています。10歳以下の子どもに多く、4~7歳頃に発症のピークがあります。

4つの主要症状

① 皮膚症状

 98%以上の患者さんにみられますが、最初の症状であることは約70%です。少し盛り上がりのある紫斑が、下肢、臀部にほぼ左右対称にみられます。

② 消化器症状

 腹痛が初発症状としては最も多く、約40~70%にみられます。嘔吐は約22%、肉眼的血便は約16%の患者さんにみられ、まれに腸重積になる場合もあります。下肢に典型的な紫斑があれば診断は比較的容易ですが、腹痛のみが先行する症状の場合は、数日経たないと診断できないこともあります。

③ 関節症状

 足関節に関節痛や関節の腫れがみられることが多く、膝関節に症状が出ることは比較的まれです。関節痛のみが初発症状としてみられた場合は、はじめ整形外科を受診する場合もありますが、レントゲンを撮ったりしても診断には至らず、湿布などを処方されて帰宅となり、翌日小児科を受診してはじめてIgA血管炎と診断されるということもしばしば経験します。

④ 腎症状

 初診時の検尿で尿潜血がみられる率は40%以下ですが、経過中に20~60%の患者さんで血尿や蛋白尿など尿所見の異常がみられるといわれています。通常紫斑の発症から1~3週間後に腎炎を発症します。皮膚症状の有無は見れば分かりますが、腎症状の有無は検尿をしなければ分からないため、治ったと思ってもIgA血管炎と診断されたら継続的な尿検査が必要です。

治療の基本は安静です

IgA血管炎は予後良好な疾患で、ほとんどの患者さんは安静と対症療法のみで自然に軽快します。通常、発熱はみられないか微熱です。もし、β溶血性連鎖球菌が関与している場合はペニシリン系の抗生物質などを使用します。関節痛が強い場合は鎮痛薬を使用します。腹痛が激しい場合や、多量の下血がみられる場合、腎症状を認める場合などは、入院の上でステロイド剤を使用します。腹痛や関節症状が強い時は、第XⅢ因子製剤(フィブロガミンP)という血液製剤が有効な場合もあります。

 持続性のタンパク尿や高血圧を認める場合は、紫斑病性腎炎を合併している可能性があります。重症化すればネフローゼ症候群や慢性腎不全になることもありますので、小児腎臓専門医による管理が必要です。

クリニックで受診する

各院で予約を受け付けております。お近くの有明みんなクリニック・有明こどもクリニック・有明ひふかクリニックのサイトをご覧ください。

有明みんなクリニック

大人も子供も診療可能!

有明こどもクリニック

子供向けの診療科目がたくさん!

有明ひふかクリニック

女性に嬉しい皮膚科専門クリニック!

PAGE TOP