有明みんなラジオ/子どもも自分もラクになる「どならない練習」



子育てが大変なのは「時代のせい」。

今の親御さんたちは「時代の変化に合った子育ての方法を誰にも教えてもらっていないのに、子育ての要求水準がめちゃくちゃ上がった」と私たちの子育てハードルを下げてくれたのが、今回お招きした伊藤徳馬先生。

ハードルを下げるだけではありません。「どならない練習」を最初はうまくできなくても、少なからず上達する具体的な方法を提案してくださっています。具体的な方法とは「ちはっさく」。

伊藤先生は、茅ヶ崎市役所にて子育て相談、児童虐待対応をされてこられる中で、子どもへの対応方法を体系化、子育て練習講座「ちはっさく」公開、精力的に活動されています。

「ちはっさく」とは、坂本龍馬が大政奉還に繋がる維新の「八策」を船の中で考えた「船中八策」をモチーフに「茅ヶ崎」の「八策」から名付けたもの。「ちはっさく」はこちらの「青カード」を意識してもらうことから始まります。



一方で、こちらの「赤カード」は思わず使ってしまう、練習が全く必要のないものばかり。



思わず赤カードを使ってしまったら「青カード」に立ち戻ればいいのです。さらに詳細な使い方は、小暮先生がインタビューでしっかり聞いてくださいました。

不思議なことに、子育ての分野では「練習」は重視されてきませんでした。スポーツや音楽の練習は「あり」なのに、子育てになると練習は「なし」。

「すばらしい子育て」より、「ちょっとラクな子育て」を目指したい。少しでも「青カード」を使う瞬間を増やそうと思われた全ての親御さんにご紹介した内容です。それではお聴きください!



【書籍紹介】
子どもも自分もラクになるどならない練習
(著者/伊藤徳馬 出版社/ディスカヴァー・トウェンティワン)



【スペシャルゲスト】
伊藤徳馬(いとう・とくま)
民間企業を経て、2004年に茅ヶ崎市役所に入庁。2007年から子育て相談・児童虐待担当になり、2010年に子どもへの対応方法を練習する講座を事業化。その頃から「市町村の児童虐待対応」や「簡易なペアレンティングの講座展開」あたりのお題で講座研修講師をするようになる。現在は、福祉の総合相談や計画を担当する部署に所属。プライベートの活動で、子育てを練習する講座「ちはっさく」を一般向けに実施したり、講座を実施する仲間を増やしたりしている。

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