便秘
便秘とは?
一般には便秘とは排便が少ないこと、排便時の痛みが強くなかなか排便しない状態のことを指していますが、毎日排便はあっても非常に少ない、硬い便が出ていて排便時には痛みを伴っているなどの症状があれば、これも便秘と呼んでいいでしょう。
主な症状は?
排便時の痛み、便が固くてスムーズに排便できない、食事の量が減ってくる、成人では排便してもおなかに便が残っている気がするなどがあげられます。
よく、どれくらい便が出てればいいの?と聞かれることがありますが毎日出ていても、硬くて、排便時にとてもおしりが痛くて、排便に時間がかかるのならば治療の対象となりますし、2日に1回でもバナナのようなうんちが困難なく出ていれば様子を見ることもありますので、やはり総合的に治療が必要かどうかは判断すべきでしょう。
どうして便秘になるのか?
子供の便秘は決して少なくありません。
離乳食やトイレトレーニングの開始などをきっかけにして便秘が始まることはよくあります。
学校に行っていれば、学校で排便したくないと我慢するようになり便秘となることもあります。
このように、きっかけはいろいろですが、便をためる癖をつけてしまったのが便秘です。排便を我慢するなどから便をためる癖をつけてしまうと、腸に便がたまっていることがわかりにくくなっていきます。
そうなると、さらに便がたまっていき、便がたまればたまるほど排便が大変になり(痛い!つらい!など)、さらに排便を我慢するようになりどんどん便秘は重症化していきます。
便秘の治療は?
まずはたまった便は出してしまいましょう。
放置すればするほど便秘は悪化し、重症化した便秘は、重症化した分だけ、治療も大変で長くなってしまいます。
治療の基本はまずは浣腸するなどをして、おなかにたまっている便を出し、腸にあまり便がたまっていない状態にします。
並行して便を柔らかくするなどの治療をおもに内服薬で行っていきます。
内服薬も粉薬やシロップなど、いろいろありますので、飲みやすいもの、のませやすいものなど主治医と相談しながら選択していくこともできます。
ただし、おなかに便がたくさんたまっている状態で内服薬だけで治療していこうとしても、なかなかうまくいかないことも少なくありません。
たまっている便を出すことは大変ですが、治療をスムーズに進めるには大事なことです。
便秘気味かなと思ったら早めにおなかに残っている便を出してあげることが重要です。
よく聞かれることですが、浣腸は癖になるからやらない!という方がいらっしゃいます。
しかし、うんちをためる癖をつけてしまったのが便秘で、その癖を治すためには便を出さなくてはいけません。
たまった便を出す方法にこだわる必要もないですし、癖になるからと言って浣腸しないで便をためることを癖にしてしまっては本末転倒です。
浣腸しなければ便が出ない状態は便秘のコントロールがうまくいっていない証拠で、浣腸していることが悪いわけでは決してありません。間違った情報に惑わされないようにしましょう!
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