プール熱

本当にプールで感染するの・・・?

プール熱とは？

プール熱(咽頭結膜熱)は、アデノウイルスに感染することによっておこります。

アデノウイルスの感染力はとても強く、簡単に周囲に感染が広がってしまいます。

アデノウイルスは暑くて湿度の高い環境を好むため、夏場に流行しやすくなります。

プールが原因で感染することがあるのでプール熱と呼ばれていますが、実際はプールに関係しないところでも感染します。

感染力が非常に強く、主な感染経路は、飛沫感染と接触感染です。

潜伏期間は？

潜伏期間は5～7日です。

どんな症状？

• 発熱
  （38℃以上の高熱が3～7日間程度続く）
• のどの炎症
  （扁桃が真っ赤に腫れ、扁桃に白色の浸出物がみられる）
• 結膜炎
  （充血 / 目の痛み / かゆみ / 目やに / まぶしく感じる / 涙が止まらない など）
• その他　腹痛 、下痢 、リンパ節の腫れ 、 頭痛 など

どう診断する？

診断は、綿棒で喉やまぶたの裏側をこすって、アデノウイルスが含まれているかを迅速診断キット（１５分）で調べることができます。

プール熱には特別な治療方法はありません。

高熱に対しては解熱剤、喉の痛みには抗炎症剤、目の症状には目薬を使うなど、対症療法となります。

脱水症状にならないよう、水分補給が大切です。

登園·登校の目安は、主要症状が消退した後二日を経過するまでとなっています。
再び登園·登校するには医師の許可が必要な感染症ですので、症状が良くなったら診察に来てください。

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