気管支炎
気管支炎とは、空気の通り道である気管支が、原因物質に感染することで粘膜に炎症が発生し、咳や痰が出るようになる病気のことです。
気管支炎には、慢性気管支炎と急性気管支炎の2種類があり、それぞれ発症原因が違います。
慢性気管支炎 | 急性気管支炎 | |
原因 | 喫煙の刺激で気管支に炎症が起こり、その症状が続くアレルギーなどの環境的なもの | ウイルス感染風邪やインフルエンザなど喫煙 |
症状 | 咳や痰を慢性的に繰り返す特に冬場は症状が悪化しやすい40歳以上に多くみられる | 咳や発熱、喉の痛み、鼻水、頭痛など症状が収まっても咳が続く場合もある喫煙者や肺疾患の持病があると繰り返し感染を起こすリスクが高くなる |
慢性気管支炎
慢性気管支炎は男性の高齢者に多く、数か月間にわたって咳や痰が続き、粘り気のある痰が出るのが典型的な症状です。
原因としては加齢のほか、喫煙や空気中の有害物質(アレルギー因子)などが考えられています。治療法としては、主に抗生物質の長期投与が行われています。
強い炎症が続く場合は、熱が出て肺炎になる恐れがあるので、体力が衰えている高齢者の場合は特に注意が必要です。咳や痰が出ている場合は、早めの医療機関への受診をお勧めします。
もし慢性気管支炎と診断されたら、
1. まず禁煙をしましょう。
2. 適度な運動や風邪予防に取り組むなど、生活習慣を見直しましょう。
急性気管支炎
吸気内のウイルスが原因となる場合が一番多いですが、細菌感染(インフルエンザ菌、肺炎球菌、百日咳、肺炎マイコプラズマ、肺炎クラミジアなど)もあり得ます。
黄色や緑色の痰がみられたり、咳や発熱、だるさなどが激しかったりする場合は細菌感染も疑い、必ず医療機関に受診をするようにしてください。
咳や痰があって発熱が起こっていると聞くと、「肺炎」を思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし、急性気管支炎も同じような症状がみられます。特徴として、「吠えるような咳が長期的に続く」という場合は、ウイルスによる急性気管支炎のことが多いです。
咳や痰の状態がどのようであるかは、医師の診察を受ける際に重要な情報になりますので、病院に行く際は咳と痰がどのように出るのか、事前に症状を把握しておきましょう。
高齢者では特に、インフルエンザなどのウイルス性気管支炎など、ウイルスや細菌による肺炎に発展することがとても多くあります。咳で夜起きてしまう、痰の色が黄色や緑色に変わってきたなどの症状あれば、早めに医療機関を受診して下さい。
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