食物アレルギー

Point! 完全除去をする前に医師に相談を!

【どんな病気?】

 食べ物に含まれるたんぱく質に免疫が過剰に反応し、さまざまな症状が出現します。アレルギーを起こしやすい物質は年齢によって異なり、下の表のようになっています。

食物アレルギーは、食べてから約2時間以内におこる「即時型アレルギー」が有名です。

【症状】

  1. 皮膚症状:蕁麻疹、発赤、かゆみなど
  2. 消化器症状:下痢、嘔吐など
  3. 呼吸器症状:咳、喘鳴、呼吸困難など
  4. 循環器症状:血圧低下、意識障害など

上の1~4症状のうち、2項目があると「アナフィラキシー」という診断になります。

また、激しい血圧の低下によるショック状態、意識レベルの低下を「アナフィラキシーショック」と呼びます

その他にも以下のような食物アレルギーがあります。

・口腔アレルギー症候群

果物や野菜などで口やのどがイガイガします。

・食物アレルギーが関与する乳児アトピー性皮膚炎

生後1~3か月頃から湿疹が顔や体に広がってきます。

・食物依存性運動誘発アナフィラキシー

特定の食べ物を食べ、数時間以内に激しい運動をすると出現します。

・新生児・乳児消化管アレルギー

生まれてまだ日の浅い赤ちゃんにミルクを飲ませると、吐いたり下痢をします。

治療

 症状の強さに合わせて、高ヒスタミン薬、ステロイド、アドレナリンを投与します。上記のアナフィラキシーショックのような意識の低下、また呼吸が苦しく顔が青白くなっているようであれば、迷わずに救急車を読んでください。

食事制限について

 ほんの少量の摂取でも強い症状が出る方は完全除去が必要です。しかし、ほんの少量だとアレルギー反応が出ない方は、完全除去ではなく、少ない量から摂取します。最初の量、増やし方については、ひとりひとり違いますので、外来でご指導させてください。

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